- 2014-7-6
- 得より損がつらい? 行動に多大な影響を与えるプロスペクト理論 はコメントを受け付けていません。
人間が持つ心理、いわば本能的な感情判断が、行動に影響を与えることがあります。プロスペクト理論はその代表的なもので、FXなどの投資において多くの投資家が勝てないのは、この理論で解説されている負けパターンにハマるからとも言われています。カジノゲームにおいても、プロスペクト理論が行動に与える影響は大きいので、ぜひともここで勉強しておきましょう。
期待値が同じでも条件によって行動が変化
![]() | 投資やギャンブルにおける人間の心理を考察した、 プロスペクト理論というものがある。 |
![]() | 名前からして、むずかしそうな話だ。 |
![]() | 思っているよりはかんたんなはず。 次の二択が提示されたとしたら、ハナはどちらを選ぶ? (1)無条件で100万円が手に入る (2)2分の1のギャンブルを行い、勝ったら200万円もらえ、 負けたら何もなし |

![]() | それは、断固(1)だね。 |
![]() | ではでは。今の質問に仮定条件を加えさせて。 ハナが実は200万円の負債を抱えている、とね。 その場合、(1)と(2)の、どちらを選ぶ? |

![]() | うーん、無条件で100万円もらったとしても、 まだ負債が残っていることになるのか。 ならば、(2)のギャンブルにチャレンジするかな…。 |
![]() | わかったわ。さて、この質問の選択肢は、 どちらも【期待値】が100万円。 だからどちらを選んでも、本質的には変わらない。 |
![]() | …たしかに、本質的には一緒。 |
![]() | でもハナは、選択を変えた。 その行動が、プロスペクト理論で説明できるわけ。 |